|
カネヒロがお届けする、旬のニュースです。
【2017年】
カネヒロニュース/12月号 |
今年は例年よりも寒さが厳しく、冬晴れの日が続いていますが気温は日昼でもマイナスとなって冷え込んでいます。
風蓮湖、温根沼周辺には、越冬のためシベリアからオオハクチョウが飛来して、空と湖の青に真白な美しい姿を見せています。
各市場では、真鱈・コマイ・チカといった冬を代表する魚が時化の合間を縫って水揚げが続いており、真鱈は鍋物商材としてほとんどが本州の大都市市場に出荷されています。
|
2017.12.2 |
|
カネヒロニュース/11月号 |
対岸の知床連山や国後島の爺爺山(ちゃちゃやま)にも雪が降り、山頂付近はかなり白く見えています。
不振を極めている秋サケ漁・秋刀魚漁は依然として回復する気配はなく、終盤になってもかつて経験したことのない厳しさです。
秋サケの不漁によって年末贈答用の新巻鮭・すじ子・いくら等の製品は昨年の倍近い価格となっております。
サンマは、日本200カイリ内の近い漁場になり、前半よりも大型のサイズで新鮮なものが水揚げされています。
|
2017.11.1 |
|
カネヒロニュース/10月号 |
急に気温が下がり、秋らしい晴れの日が続いています。
秋漁の主力であるサンマ棒受網漁・秋サケ定置網漁ともに不漁だった昨年よりも更に悪い状況です。
サンマは1尾150g以上の特大サイズがなく、130gを頭に120gサイズが中心で、庶民の秋の味覚サンマの魅力がうすれています。
秋サケ漁は更に深刻で、去年の同時期の半分位の水揚げ数量のため浜値が高騰し新巻サケ・いくら・すじ子の価格も昨年の倍位の水準になりそうです。
|
2017.10.4 |
|
カネヒロニュース/9月号 |
朝夕の風が秋を感じさせるようになりましたが、サンマ漁は漁場も遠く漁模様もいまひとつで今後に期待がかかります。
今月は9月2、3日カニ祭り、9月16、17日サンマ祭りと秋の味覚のイベントが催され、毎年多くの来場者で賑わっています。
せっかくの「カニ祭り」の予定ですが、今週末は台風15号の接近で大荒れの天気となりそうで心配です。
|
2017.9.1 |
|
カネヒロニュース/8月号 |
いよいよサンマの季節到来です。
サンマ棒受網20トン未満船が10日、100トン未満船が15日、20日には大型船の100トン以上と順次船級ごとに解禁出漁となります。今のところ漁場は、ロシア200カイリ内のかなり北寄りとなりますが、海流の変化もあって今年は中盤以降道東沿岸の近い漁場形成も予測されていて、鮮度の良い「日帰りサンマ」の水揚げも期待されています。
8月9、10、11の3日間は金刀比羅神社の夏祭りで全市をあげての盛り上がりとなります。
|
2017.8.2 |
|
カネヒロニュース/7月号 |
最高気温が20℃前後になり、暖かくなってきました。
今年も昨年に続き、ロシア200海里内サケ・マス漁業の代替漁法引き網による試験操業が行なわれました。
昨年の漁獲量よりは多かったものの割当量62トンに対して12.8トンの漁獲量でそれも大半がマスで期待したベニはほんの少しだけで、残念な結果に終っています。
|
2017.7.4 |
|
カネヒロニュース/6月号 |
日本列島最後の桜も終わり、野山にはオオバナノエンレイソウの白い大ぶりの花が咲き乱れています。
北方領土貝殻島周辺のサオマエコンブ漁の出漁は、春先に根室半島に接岸した流氷の影響で10日間の延期となりました。本州の季節はずれの高温とちがって北海道でも釧路・根室地方だけは低温が続いています。
4月から出漁している日本200海里内のサケ・マス漁は、水温の上昇とともにトキサケからマス主力の水揚げに変ってきました。
|
2017.6.1 |
|
カネヒロニュース/5月号 |
日本200海里内サケ・マス流し網漁に出漁している10トン未満・5トン未満船の操業は、時化模様の多い中で比較的に順調に続けられており、新鮮な近海産の「トキサケ(時しらず)」が水揚げされています。
この時期、野山には春を告げる山菜の「行者ニンニク」も食べ頃となり、醤油漬けにして一年中食卓の友として利用されます。
勿論、とれたての天ぷらもおいしい春の味です。
|
2017.5.8 |
|
カネヒロニュース/4月号 |
オホーツク海側の根室港に接岸していた流氷は、気温上昇と南寄りの風の影響で沖へ流れ出し、その先端は太平洋沿岸からえりも岬近くに到達して春を感じさせています。
本州では桜の便りが聞かれるようになりましたが、根室の千島桜は例年5月下旬の開花で日本列島最後となります。
日の出の時刻が早くなり、朝4時半を過ぎると空が白んで来ますし、日昼の日射しもずいぶんと強くなってきました。
北国の遅い春の訪れです。
|
2017.4.3 |
|
カネヒロニュース/3月号 |
根室市では2月22日にオホーツク海側の根室沖に流氷が到達したのを目視で確認し、「流氷初日」を観測したと発表されました。
流氷到来は2年ぶりで平年より11日遅く、かつては冷害の原因とさえ考えられていましたが科学的な観測を重ねた結果、今では海を豊かにするかけがえのない存在として知られるようになりました。
流氷は植物性プランクトンの棲み処で水産資源の育ての親であることが理由です。
|
2017.3.1 |
|
カネヒロニュース/2月号 |
厳しい寒さの中、先月末には全国の野鳥愛好家に野鳥観察を楽しんでもらう「ねむろバードランドフェスティバル」が開催されました。
日本で観察できる約630種の野鳥の約60%を見ることができる根室をPRする催しです。
季節ごとに観察できる種類が豊富で、特に冬はオオワシ、オジロワシ、オオハクチョウなどが観察できます。
冬期の漁業のうち根室管内の柱である羅臼のスケトウタラ漁は、不振を極め昨年の60%程度の水揚げ量で推移しており、後半の挽回を望んでいますが、不安でいっぱいです。
|
2017.2.1 |
|
カネヒロニュース/1月号 |
今年もよろしくお願い致します。
穏やかな新年の幕あけとなり、日本の最東端ノサップ岬には初日の出を見ようと道内・外から大勢の人達が集まりました。
水平線に雲はあったものの、見事な初日の出となり、新しい年の躍進と幸運を祈りました。
今年も、新鮮な根室の水産物をもとに素材の持つおいしさを追求してまいりますのでカネヒロの製品をよろしくご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
根室に水揚げされる主要な魚種が全て不漁に終わった昨年でしたが、今年こそ、安全操業のもとでの豊漁を期待しております。
|
2017.1.10 |
|
|